BGM :White Christmas

                 Christmas Concert 2012
   
                                   音楽は世界をつなぐ

2012年12月18日(火)
午後6:30開場 午後7:00開演
 四谷区民ホール 

   
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」下車
 
\3000(全席自由)

  ☆第1部☆                    プログラム紹介  
1.ラストクリスマス
ジョージ・マイケル作曲

ワムの代表的ヒットとして有名になりました。このタイトルの「ラスト」は去年の意味。クリスマスの頃に、街中でこの曲を聴くと、何となく気持ちがワクワクしてくる、夢のあるナンバーです。しかし詩の内容は、ちょっと悲しい失恋の歌です。

”去年のクリスマス、僕は君にハートをあげたのに、次の日、君は放り投げてしまった。今年は泣くのはごめんだから、誰か特別な人にあげることにするよ…”というわけで、クリスマスの曲としては、ハッピーとはいえませんが、思い出に浸るには、最高の曲です。山下達郎の「クリスマス・イブ」と共に、クリスマス・ソングの定番中の定番でもあります。


2. クリスマスソングメドレーT
 山の中の小さな教会の静かなクリスマスにご招待しましょう。教会の鐘が鳴り、何所からともなく素朴な美しいオルガンの音が聞こえてきます。子供達も少しずつ教会に集まって来ました。いつのまにか外には真っ白な雪が降り積もり、清らかな歌声と共に、クリスマスの礼拝が始まります。森の動物達も、静かに耳を傾けています。「荒野の果てに」「もろびとこぞりて」「アベマリア」の3曲をメドレーでお聴きください。

3.そりすべり
作曲者のルロイ・アンダーソンは、「ワルツィング・キャット」や「シンコペイテッド・クロック」など親しみやすいメロディーの小品をたくさん作曲しています。特にパーカッションの使い方が面白い作品が多いので、器楽合奏などにもよく使われています。 1948年に書かれたこの「そりすべり」も軽快なリズムに乗り、思わず口ずさんでみたくなるような明るい楽しい曲で、クリスマスの定番としておなじみですね。 勢いよくかけて行く馬のそりのベルや、ムチの音、そしてトランペットでの馬のいななきなど、ユーモアたっぷりの効果音がたくさん入っていますので、生き生きとした音の情景描写をお楽しみください。

4.The Christmas Song
天才ジャズシンガーで作曲家、そしてドラマーでもあった、メル・トーメと、ピアニストのロバート・ウェルズのコンビが1946年に作った曲。しかしこのクリスマスソングは、何と夏の暑い日に、涼を取るために、寒い冬の曲を作ったというから驚きです。当時メル・トーメは19歳、ロバート・ウェルズは22歳といいますから、その天才ぶりがうかがえます。この曲はその年に、初めてナット・キング・コールが歌い、大ヒットとなり、クリスマスの定番となりました。この他にも、ルイ・アームストロング、ビング・クロスビー、サミー・ディヴィス・ジュニア、アンディー・ウィリアムスなど、多くのミュージシャンが歌っています。
そして素晴らしい挿絵
をつけて、児童向け絵本も出版されました。

☆The Christmas Song : Chestnut Roasting on an Open Fire ☆
       Mel Torme (Author), Robert Wells (Author), Doris Barrette (Illustrator)


この様に、クリスマスソングは世界中の多くの大人からも子供からも愛された、素晴らしい曲です。
今日はピアノとエレクトーンのアレンジでお楽しみ下さい。

5.赤鼻のトナカイ
 クリスマスシーズンになると、楽しく口ずさみたくなる名曲ですが、この曲の誕生の影には、ある家族の物語がありました。1949年にジョニー・マークスよって書き下ろされた楽曲ですが、実は義理の兄ロバート・メイが娘に語り聞かせたストーリーが原点になっています。

☆1930年代のシカゴは、世界恐慌の嵐が吹き荒れていました。そんな中、ロバートは、病に冒された妻と、幼い娘を抱えて苦しい生活を送っていました。12月のある日、寝たきりの母について、娘が「どうして私のママはみんなとちがうの?」と訪ねました。ロバートは、人と違うことは素敵なことだと説明しようと、必死に想像力をはたらかせ、赤い鼻を持っている不思議なトナカイのお話しを思いつき、娘に語って聞かせました。

『赤鼻のトナカイ・ルドルフは、自分がみんなと違う赤い鼻なので、いつも恥ずかしく思っていました。あるクリスマスの夜、霧が深くて何も見えずサンタクロースが困っている時、ルドルフのピカピカ光る鼻が役に立ち、トナカイのそりの先頭を走り、それからは、世界中でクリスマスの人気者になりました。』
というストーリーは、子供達に夢と希望を与えました。そしてこのお話は、1939年に絵本として出版され、それが600万を超えるベストセラーとなりました。さらに、義理の弟のジョニー・マークスが、1948年にこのストーリーをもとに作詞作曲をし、翌年ジーン・オードリーの歌でレコーディングされました。ジーンのレコードは200万枚を売り上げ、ビルボードチャートで1位を記録しました。その後も時代を超え、ロングセラーとして「サンタが街にやってくる」「ジングルベル」と並ぶ、3大クリスマスソングとなりました。これは、明るいクリスマスソングに秘められた、心の温まる実話です。☆
 今日の演奏は、その人気者のルドルフが、クリスマスに突然ディズニーランドにやって来たので、それはもう、びっくり箱をひっくり返したような大騒ぎ!そんな楽しいアレンジをお楽しみ下さい。

6.きよしこの夜

原曲は「Stille Nacht」。ヨゼフ・モーア作詞、フランツ・グルーバー作曲のオーストリアの歌です。ドイツ語で書かれていましたが、世界中の300を越える言語に訳され、クリスマスのお馴染みの曲として親しまれています。この曲は今も謎に包まれている部分が多いのですが、ユニークで美しいエピソードを一つ紹介します。
<1818年のクリスマスの数日前、オーストリアのザルツブルグ近郊のオーバンドルフという、小さな村の出来事でした。牧師ヨゼフは、礼拝に備えて賛美歌の練習をしようと、教会を訪れました。ところが何とネズミが、パイプオルガンのパイプに穴をあけてしまい、全く音が出ません。雪も深く、今となっては修理を頼む時間もないので、困ったヨゼフは、親友のギター仲間で作曲家でもあるフランツ・グルーバーに相談しました。そしてほぼ即興でヨゼフが詞を書き、グルーバーが曲をつけて、クリスマス礼拝の当日演奏しました。村人たちは、最初は驚きましたが、そのすばらしいギターの演奏と歌にうっとりしました。それから、小さな村で生まれたこの曲は、賛美歌109番として、世界的に有名なクリスマスソングとなりました。>
この心温まるお話を、いつまでも語り継ぎたいものですね。

7.クリスマスソングメドレーU
クリスマスの絵本を開くと、だれもが心に浮かぶメロディー、幼いころのクリスマスの楽しい思い出がよみがえって来る…。そんな曲を楽しいメドレーにしてみました。まず1曲目は、教会の鐘の音と荘厳なオルガンの響きで始まります。そして色々な楽器が入れ替わり登場し、曲ごとに雰囲気がどんどん変わって行きます。クリスマスプレゼントの箱を、次々と開けて行くような、ワクワクした楽しいアレンジにしました。
☆ひいらぎかざろう〜ジンブルベル〜牧人ひつじを〜サンタが街にやってくる ☆ 以上4曲のメドレーです。

  ☆第2部☆


1.オリンピック・ファンファーレ&テーマ
1984年のロスアンジェルス・オリンピックの開会式に,初めて演奏された、ジョン・.ウィリアムスのオリジナル曲です。高らかに鳴り響くファンファーレをフューチャーした,華やかな祝典音楽です。ロス大会では、初めに数十台のグランドピアノが登場し、やがて大オーケストラよってこのテーマ曲が、奏でられて行ったのが、とても印象的でした。通常、ファンファーレといえば、トランペットが雄大なメロディーを朗々と奏でる事が多かったのですが、ここでは16分音符を中心に細かいフレーズを演奏するという、従来のスタイルを逆転したものでした。後半にゆったりとした旋律が現れては、又こだまのように冒頭のファンファーレが繰り返され、それらが一体となってクライマックスに突入するという、見事な構成となっています。この曲は、オリンピックをイメージさせる代名詞の様な曲となり、アメリカではロス大会以後も、オリンピック関係のTV番組やイベントでも、流れ続けてます。ジョン・ウィリアムスは、これ以外にもオリンピックにまつわる音楽を沢山書き、多くの人の心を感動させ、他の作曲家にも影響を与えました

2.オリンピック賛歌
オリンピック開会式で、五輪旗掲揚の際に演奏されるオリンピック賛歌は、1896年スピロ・サマラによって作曲され、1896年第一回アテネオリンピックの開会式に演奏されました。1912年までは公式賛歌として用いられましたが、その後戦争等で忘れられ、楽譜も消失したため、演奏されていませんでした。しかし、1958年東京で国際オリンピック委員会総会が開かれる直前、ギリシャでこの楽譜が見つかり、その時ホスト役だった東龍太郎氏(当時東京都知事)に楽譜が届けられました。しかしそれはピアノ譜だったため、日本オリンピック委員会は、作曲家の古関裕而氏に依頼し、オーケストラ用に編曲しました。そしてこの年のIOC総会の開会式で、ブランデージ会長及び関係者の臨席のもと、NHK交響楽団により演奏され、IOCは日本の善意と曲の素晴らしさに感動し、この曲を公式にオリンピック賛歌と認定しました。それ以降、オリンピックの式典の度に演奏されるようになり、オーケストラ用総譜はIOC本部に保管されています。魅力的なメロディーに満ち、古代ギリシャの栄光をたたえるように、壮大で輝かしい曲です。

3.炎のランナー
映画の原題は"Chariots of Fire"で、 ウィリアム・ブエイクの『ミントン』の序詩からとられています。
監督はヒュー・ハドソン 音楽はヴァンゲリス
1924年パリ・オリンピックを舞台にした、1981年のイギリス映画「炎のランナー」のテーマ曲です。
当時の権威主義的排他的な時代背景の中で、パリ・オリンピックに出場した二人のイギリス青年を通して語られる感動的な実話で、ヴァンゲリスの音楽も素晴らしく、アカデミー賞作品賞を獲得しました。
そして、2012年ロンドン・オリンピック開催を記念して、本作がリメイクされ、開会式では、セント・アンドリュースのウェストサンド沿いを、ランナー達が走る有名なシーンが上映され、テーマ曲が演奏されました。そしてサプライズでMr.ビーン(ローワン・アトキンソン)が紛れ込み、ピアノを弾くというコミカルな演出もなされました。それほどイギリスには馴染みのある曲でもあり、ロンドン・オリンピックの開催中、表彰式などでも多々演奏されました。今回は個性的なコスミックサウンドなども交えて、宇宙の無限の広がりが感じられるダイナミックなアレンジで
、お楽しみください。

4.「カレリア組曲」より 行進曲風に
作曲:シベリウス
カレリアとは、フィンランド南東部から、ロシアの西部にかけて広がる、森林と湖沼のおおい地方の名前です。
今はロシア連邦の一つの「カレリア共和国
」となりましたが、長い歴史の間、フィンランドと歴史的由緒の深い地方でした。
そのカレリア地方の歴史に題材をとった野外劇のための音楽を依頼されたのが、フィンランドの作曲家シベリウスでした。
1893年に全部で9曲の劇音楽が作曲されました。劇上演後、シベリウスは序曲は独立した音楽とし、
そのほか3曲を選んで演奏会用の「カレリア
組曲」にしました。特に第3曲「行進曲風に」は単独で演奏されることも多い曲です。

第1曲:間奏曲
    劇の第3景、リトアニアの王女リナモンドがカレリア住民から税を取りたてていた時代の場面の音楽

第2曲:バラード
    劇の第4景 ヴィープリーの場内で吟遊詩人が歌う場面の音楽、原曲ではバリトン独唱が入っていた

第3
:行進曲風に(アラ・マルチャ)
   劇の第5景 1580年頃の情景の音楽で、2つの主題からなる軽快な行進曲

5.見上げてごらん夜の星を

作詞:永六輔  作曲:いずみたく 1960年に大阪労音が制作・公演したミュージカル「見上げてごらん夜の星を」の劇中主題歌でしたが、1963年に、この主題歌を歌手の坂本九さんがシングルレコードとしてリリースし、大ヒット作となりました。坂本九さんが日航機事故で亡くなってからは、多くのアーティストによってカバーされています。現在は、特に東日本大震災の復興ソングとして、坂本九さんの他の曲と共に、さらに多く歌われています。私達も美しい「ふるさと」日本の早い復興を祈りながら、心をこめて演奏します

6.星条旗よ永遠なれ
マーチ王と言われる、元アメリカ海兵隊音楽隊隊長の、ジョン・フィリップ・スーザが作曲した行進曲の一つで、最もよく知られているものです。
勇壮なメロディー、美しいピッコロのオブリガートなど、聴きどころ満載の曲で、アメリカの第2の国歌としてもおなじみです。アメリカの演奏会では、しばしば最後の曲の直後に続けて演奏され、それにあわせて会場の皆さんが手拍子をするという慣習があります。

 この曲は1896年のクリスマスに作曲されました。スーザが妻とヨーロッパ旅行中に、スーザ吹奏楽団のマネージャーだったディビッド・ブレークリーが死去したという知らせを受け、すぐにアメリカに帰国することになりました。そのアメリカへ帰る途中の船上で、この曲を頭の中で作曲し、到着と同時に楽譜にして演奏しました。スーザはこれ以降亡くなるまでほとんどすべてのコンサートでこの曲を指揮したそうです。


7.「レッドクリフ」より The Beginning

「レッドクリフ」(原題:赤壁)はジョン・ウー監督による中国のアクション映画。中国文学の4大古典小説の「三国志」を基に、前半のクライマックスシーン「赤壁の戦い」を描いたものです。音楽は全編を通じ、日本の岩城太郎が担当しました。5時間を超える長編になったため、2008年にレッドクリフPart1, 2009年にPart2と、公開されました。テーマ曲 「The Beginning 」はドラマティックで個性的、そして壮大な美しさを持った曲で、テレビなどでもよく使われているので、、御存じの方も多いと思います。

8.威風堂々 第1番

エルガー作曲 「威風堂々」 第一番は、イギリスの第二の国歌とも言われ世界的に親しまれている曲です。トリオの旋律は国王エドワード7世の耳をとらえ、歌詞をつけたら良いとの言葉により、Land and Hope and Glory (希望と栄光の国) と歌われるようになりました。コーラスをつけて演奏する事もあり、客席の方々も肩を組みながら歌い、大合唱になることもあります。最近は学校の卒業式や種々の式典等の時にも、よく演奏されています。希望に満ちあふれた未来に向けて、堂々と胸を張って生きて行こうという気持ちになる、スケールの大きい素晴しい曲です。テレビのコマーシャルでもよく使われ、かなりポピュラーになりましたので、ご存知の方も多いことでしょう。

(アンコール曲) 情熱大陸
葉加瀬太郎 作曲。バイオリンの葉加瀬太郎、バンドネオンの小松良太、ギターの天野清継等の共演による、パッションあふれるナンバーで、TBS系「情熱大陸」のメインテーマとして、おなじみになっています。アルゼンチンタンゴ風のバンドネオンに始まり、サンバのリズムに乗ったバイオリンが、メインテーマを情熱的に演奏する、エキゾチックなムードに包まれた曲です。



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