BGM : Fly me to the moon

New York Tour

N.Y.チャリティーコンサートは大成功!ツアー参加して下さった40人の皆様本当にありがとうございました。N.Y.公演のプログラムはN.Y.Libraryをご覧下さい。又写真はLinkから「ほっと陽子」でお楽しみ下さい。フローラのC.D.はHistoryに紹介してありますので、お申し込みはH.P.のアドレスまでどうぞ!
 
 
アンサンブル・フローラ
チャリティーコンサート・イン・ニューヨーク
公演記録
 
 2001年の9月11日、マンハッタンのワールドトレードセンターの多発テロ事件は、世界中に大きな衝撃を与えました。ちょうどあの日に、フローラは海外公演をN.Y.でやることを夢見て話し合っていました。その夜にあのテロ事件がおきたのです。とてもショックでした。特にご家族や知人の方が近くにいらっしゃる場合を思うと、たまらない気持ちになりました。N.Y.は経済的にも精神的にも大きな打撃を受けました。観光客もすっかり影をひそめてしまい、にぎやかなブロードウェイでさえも、しばらく休業する所もありました。でもそれから大きな悲しみを乗り越えながらN.Y.は、みんなで協力しあって立ち上がり、昔の華やかさを取り戻そうとしています。
 こんな時だからこそ、フローラは、N.Y.チャリティーに協力したいと思い、海外公演を企画しました。ところがアメリカにはエレクトーンがないことが判明し愕然としましたが、自宅から自分の楽器を運び込むことを決意、この無謀な計画に驚くも、ツアーを作ることをけ提案してくれた全日空ハローツアーズUSAの協賛を得、ようやく実現の運びとなりました。 当初は、日本クラブだけのつもりでしたが、わざわざ自宅から楽器を空輸するのだから、もっと演奏する場があればと申しいれたところ、老人施設と高校を紹介してくださり、3回のコンサートを開くことになりました。N.Y.コンサート日記をどうぞお楽しみください。
 
2月25日
 成田空港11:00発の全日空010便にて出発。日付変更線を越え9:15にニューヨークJFK空港に到着。16:00より全日空事務所にてスタッフ 7名との初顔合わせ、そして5時間に及ぶミーティング。白熱した意見が飛び交い、ここで一気に10名の気持ちがひとつになり、これから3回のコンサートをこなすという力がみなぎってきました。
 
2月26日
 日本からのツアー参加者40名の皆さんをシェラトンホテルにお迎えし、一緒に市内観光に行きました。夜は翌日に備えてメンバーのミーティング。まだ会っていない空輸してきたMy Electone の音が無事でてくれることを祈り、就寝。
 
2月27日
 第1回コンサート当日11:30ホテル発、マンハッタンの北方(車で40分ほど)にあるブレアクリフの老人介護施設に向かいました。ここは高級住宅地にある「アトリア」と呼ばれる、素晴らしい施設。ここで、初めて木箱から出てきた自分のエレクトーンと対面。会場がリビングルームであるため、リハーサル無し、変圧器とつなぎ即本番でした。演奏が始まると、その迫力ある音に聴衆は皆びっくり。私達はエレクトーンの音が出てくれたことに安心しました。聴衆はどんどん増え100人をこえた施設中の人達が、私達の演奏を楽しんでくれました。からだの不自由なお年寄りが手足でリズムを取り、身を乗り出して、演奏に聞き入る様子はとても感動的でした。演奏後は握手とキスと質問攻めにあい、また来ることを約束し、施設を後にしました。
 
2月28日(金)
 翌日の会場である日本クラブの下見を兼ねて打ち合わせ。その後全日空事務所にて最終ミーティング、相変わらず熱心な討議が続きました。
 
3月1日(土)
 第2回目コンサート当日。日本クラブはカーネギーホールの斜め前、まさにマンハッタンのど真ん中にあります。2階にある大ホールで約140名のお客様の中、16:00よりコンサート開始。ツアー参加者のほか、アメリカ在住の日本人の方が多かったので、「さくらさくら」や「日本民謡」の調べに、一緒に口ずさんだり、思わず涙される方もいらっしゃいました。かたやアメリカ人の方には「New York New York」や「God Bless America」が大うけで、手拍子と共に大変盛り上がりました。
 読売アメリカの記者の方が取材にみえており、3月5日付けの新聞に写真入りの記事でこの模様が掲載されました。
 
3月2日(日)
 2回のコンサートを無事終えたことへの充実感に浸りつつ、疲れた体を休め、翌日の準備。
 
3月3日(月)
 第3回コンサート当日、早朝6:30ホテル出発、マンハッタン北方ウエストチェスターにあるスカースデール・ハイスクールへ雪道の中、車で向かいました。この高校は全米で10位に入る名門校で、いままでに五島みどり他、有名アーティストのコンサートがたくさん開かれました。800人収容の素晴らしいホールで、授業の一環として、男子学生のMCと共に、55分間のコンサート。初めて聴くエレクトーンの響きにおどろいた学生達からは「Amazing!」の歓声が上がり、これは「ここまできてよかった」と心から思えた私達の瞬間でした。
 このコンサートPの許可を得るには、とても長い道のりがありました。あくまで授業のため。、教育委員のパフォーマンスディレクターの厳しいチェックがたびたびあり、日本の音楽史、エレクトーン史を含めての高校生向けのプログラムを作りました。
 演奏後、オルガニストでもある、パフォーマンス・ディレクターより、「37年間、様々なパフォーマンスを企画してきたが、このような素晴らしいものは初めて!」と絶賛の言葉をいただき、エレクトーンにとても興味を持たれ、楽しそうに弾かれました。
 
★ ☆ ★ ☆ ★
 
 遠く離れたニューヨークでの一大イベントゆえ、3人だけの力だけでは、また多くの方の支えがなかったら、とうてい不可能なことでした。予想もしていなかった素晴らしい10人の仲間が、それぞれの立場でフローラの為に全力投球してくれたお陰で、3回のコンサートを大盛況のうちに終えることができました。大都会ニューヨークでのフローラサウンドへの反応を全身で感じた時、音楽は国境を越え、世界共通のメッセージなのだと確信しました。この貴重な経験を活かし、アンサンブル・フローラはさらに大きく成長していきたいと思います。
フローラ日程 日時            時間 内容
1日目
2月25日
成田発 ニューヨーク着
11:00
シェラトンホテル着
ANA Hallo Tours USAにてスタッフミーティング
2日目
2月26日(水)
日本からのツアーの方をお迎えし、市内観光
 
11:00
全日空10便でニューヨークへ
到着後バスでホテルまたは市内観光へ
市内観光:マンハッタン地区着後
タイムズスクエア・5番街・エンパイアステートビル・ロックフェラーセンター・セントラルパーク(ストロベリーフィールズ)・ダコタハウス・ハーレム・聖ジョンディバイン大聖堂・リバーサイドチャーチ・グランド将軍の碑 等
3日目
2月27日(木)
Briacliffへ
14:30〜16:30
Atria Briacliff Manor (老人施設)にてコンサート
4日目
2月28日(金)
   
日本クラブの下見と打ち合わせ
AHTにてスタッフ最終ミーティング
5日目
3月1日(土)
日本クラブにて打ち合わせとリハーサル
 
 
16:00〜18:00
 
 
Ensemble Flora Charity Cncert in New York
    (日本クラブ)
 
6日目
3月2日(日)
   
メンバーミーティング
7日目
3月3日(月)
Scarsdaleへ
早朝より リハーサル
10:00〜10:55
Scarsdale High School にて授業コンサート
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Last updated: 2004/3/1
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