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〜エレクトーン・トリオによる 春の音楽の夕べ〜
アンサンブル・フローラのコンサートを どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。
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Sound Message 2006
2006年4月26日(水)
四谷区民ホール
開場:18時30分
開演:19時00分
\2500(全席自由)
★四谷区民ホール
地下鉄丸の内線「新宿御苑前」下車
(大木戸門方面)
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1
ハウルの動く城 |
『ハウルの動く城』より、倍賞千恵子の歌う美しい主題歌「世界の約束」、力強い管楽器のファンファーレが鳴り響く「陽気な軽騎兵」、哀愁漂うアコーディオンのメロディーが印象的な「人生のメリーゴーランド」の3曲のメドレーで演奏します。
この映画は『千と千尋の神隠し』に続く宮崎駿の話題作で、あのキムタクが声優として美青年の魔法使いハウルの声を担当した事でも話題になりました。主人公の若い娘ソフィーは、荒地の魔女に呪いをかけられ、ある日90歳のおばあちゃんにされてしまい、ハウルの動く城に転がり込みます。そこで美しい魔法使いハウルに心を奪われてしまいます。「恋」とは突然襲ってくる物、そして意思を持つとそれは「愛」に変わります。おばあちゃんになる前の控えめなソフィーから、いつしか年も忘れるほどのたくましいソフィーに変わり、投げやりで傷つきやすいハウルを励まし、立ち直させていきます。どんな時もハウルを守り、愛する事を生きる目的としたソフィーの腰は、もう曲がってなどいませんでした。そしていつまでもやさしい少女の純粋な気持ちを忘れないソフィーに、ハウルの心は次第に引かれていきます。その他にも個性的なかわいいキャラクターがたくさん登場し、目を楽しませてくれます。私達もソフィーと一緒に、現実と夢の世界を行ったり来たりして、不思議な空間を漂ったような気持になれる、素敵なファンタジーです。そして生きる目的を持つことの大切さ、人を幸せのために力を尽くす事のすばらしさが、心に残ります。DVDも出ておりますので、まだの方はご覧になってはいかがでしょうか?ワクワクしたストーリーを思い出しながら、メドレーをお楽しみ下さい。
作曲/ 木村 弓(世界の約束)、久石 譲(陽気な軽騎兵、人生のメリーゴーランド)
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2
Summer |
北野 武監督の映画「菊次郎の夏」のテーマ曲。この映画は海外でも多くの人気を集めている作品です。曲は 宮崎アニメの映画音楽をプロデュースする久石 譲の作曲で、”2001 トヨタカローラ ランクス”のCMでもお茶の間に流れ話題を集めました。小さい子供の頃の夏休みを懐かしく思い出すような、シンプルで優しいメロディーラインが私たちの心を和ませてくれると同時に、明日への希望や力を与えてくれる作品です。夏休みの間、一人ぼっちで過ごさなくてはならない寂しい少年と、それをかわいそうに思った菊次郎が、夏休みを一緒に過ごすうちに、心をかよい合わせていくという静かなストーリーでありながら、見た後に何か深く心に刻み込まれる物がある、そんなすてきな映画です。そしていつのまにか、このメロディーが忘れられなくなっている、それほど魅力的な曲なのです。
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3
レクイエム(モーツァルト)より 「怒りの日」 |
死者のためのミサ曲 「レクイエム」 ニ短調 K.626 より
レクイエムはモーツァルトの最後の作品で、病床で最後の力をふりしぼりながら作曲していましたが、1791年12月5日『怒りの日』の章の9章節目、「涙の日」(ラクリモーサ)の8小節目まで自筆で書き、息を引き取りました。その後弟子のジュースマイヤーによって補筆、完成されたもので、曲は8章14曲から構成されています。
1.レクイエム 2.キリエ 3.読誦(T怒りの日・U不思議なラッパ・Vみいつの大王)・W思い給え、X呪われた者どもは・ Y(涙の日) 4.奉献文(T・U) 5.聖なるかな、 6.ほむべきかな、 7.神の小羊8.聖体排領誦(永遠の光を)、となっています。演奏には独唱者4名、混声4部合唱とオルガンを伴ったオーケストラが必要です。フルート、オーボエ、クラリネット、ホルンは用いられていない代わりに、バセット・ホルンという今ではほとんど廃れてしまった楽器が含まれており、これは普通クラリネットで代用されます。初演は1793年12月14日、ウィーンのノイシュタットの教会で行われました。
この教会音楽一曲だけでもモーツアルトの名を永遠なものにするに違いない名曲といわれています。ローマのカトリック教の大司教が治めるザルツブルグに生まれ、その宮廷音楽家として仕えたモーツァルトですから、後のウィーン時代のものも含めて数十曲の教会音楽を作曲したという偉業は納得できるところです。
その中でも、Dies irae(怒りの日)は前奏もなく、いきなり冒頭から合唱と全管弦楽で、激しい怒りの日の有様が歌われる、とてもドラマティックな楽章です。
ディエス・イレ
『ダヴィデとシビッラの予言のとおり
この世が灰に帰すべきその日こそ
怒りの日である。
審判者がすべてをおごそかに
ただすために来給うとき、
人々の恐怖はいかばかりであろうか』
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4
レクイエム(モーツァルト)より 「涙の日」 |
死者のためのミサ曲「レクイエム」 ニ短調 K..626より
Lacrimosa (涙の日)
1791年7月のある日、モーツァルトは『灰色の服を着て異様な風采の男』の来訪を受けレクイエムを依頼する手紙を受け取ったといわれています。この依頼により彼は作曲に取りかかりますが、このLacrimosaの執筆途中でついに筆を折ります。死の直前の12月4日にモーツァルトはジュースマイヤーを枕元に呼んで、レクイエムについて細かく指示を与え意識を失ってからも、ティンパニーのパッセージを説明するかのように口を動かしていたといわれています。12月5日0時55分、彼はその短い生涯を終えます。病床で、その4重唱をモーツァルトも加わって見舞いにきた友人と共に歌い、感動のあまり、自ら涙にむせびながらその楽譜を閉じたと言われています。
ラクリモーサ
『罪ある人が、さばかれるために、
ちりからよみがえるその日こそ、
涙の日である。
願わくは神よ、かれをあわれみ給え、
主よ、やさしきイエズスよ、
かれらにやすみをあたえ給え。アーメン』
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キャラバンの到着 |
ミシェル・ルグラン作曲。
ジャズミュージシャンでもあり、映画音楽作曲家であるミシェル・ルグランのミュージカル「ロシュフォールの恋人達」(1966年)の中の音楽の一つです。最初に登場するテーマは、TVのCMでも流れていましたのでご存知の方も多いことでしょう。軽快に移り変わっていくリズムの中を、旋律が微妙に語り合うようにすりぬけて行き、スリリングな心地よさのある曲です。ステージアならではの、楽しいサウンドをお楽しみ下さい。
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6
フニクリフニクラ |
日本で昔からとても親しまれているイタリアの歌です。フニクリフニクラとは登山電車という意味で、火山に登っていくワクワクした楽しい雰囲気の曲です。途中で有名な曲がたくさん飛び出してきますので、どんどん移り変わっていく、窓からの景色をお楽しみ下さい。挿入曲も少し変わり、新しいバージョンになりましたので、注意して聴いてみてくださいね。さぁ!御一緒に登山電車に乗って出発しましょう!
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7
美しく青きドナウ |
ヨハン・シュトラウス作曲
ウィンナーワルツの代名詞ともいえる名曲です。ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでは正式なプログラムとして載ることはありませんが、アンコールとして「必ず」演奏される曲です。敗戦で沈んでいたオートリアの人々を励ますために作られたこの曲は、オーストリアの「第二の国歌」とも呼ばれています。オリジナルは男性合唱付きだったようですが、現在はオーケストラだけで演奏されることがほとんどです。曲は川の流れを上流から下流へと辿るような雰囲気があります。冒頭の弦楽器だけの美しいトレモロの助走から始まり、続いてホルンが静かに引き継ぎ、次第に変化していくワルツの中へと流れていきます。シュトラウス・ファミリーのワルツは、基本的に「序奏+いろいろなワルツの接続曲+終結部」という形をとっています。この枠組みを基本としていろいろな工夫が凝らされています。大体がとても早いテンポで演奏されますが、ウィンナー・ワルツの特徴は微妙に機械的ではない3拍子で、それが本場のウイーン気質だとも言われています。
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8
花 |
滝廉太郎作曲
組歌『四季』第一曲
「春のうららの〜」で始まる女性2部合唱の名曲として大変有名です。
滝廉太郎の曲では、「荒城の月」「箱根八里」「お正月」等と並んでよく親しまれています。東京を流れる隅田川のテーマソング的な曲でもあります。曲は非常に判りやすく、川の流れを歌った曲にふさわしく非常に流麗なので、誰もが口ずさみたくなります。途中の「櫂のしづくも花と散る」という歌詞のあたりにも、春爛漫といった晴れ晴れとした、明るく美しい情景が目にうかんできます。日本独特の短調の暗いイメージではなく、それでいて洋楽の模倣ではない、日本情緒が織り込まれた曲です。そしてどの時代の人にも親しまれている、永遠の名曲となりました。「花」だけがとてもポピュラーになりましたが、日本で作られた初の本格的な合唱組曲『四季』の第一曲で、この組歌は「花」「納涼」「月」「雪」の4曲から構成されています。
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9
ピンクレディー・メドレー |
1976年にデビューし、5年間にわたり歌と踊りでヒット曲を飛ばし続け、一世を風靡したピンク・レディーのメドレーです。ユニークな振り付けは、大人も子供も大好きで、曲を聴くと、思わず体が動いてしまう方も多いようです。つい先ごろまで期間限定で行われていた復活コンサートも大入り満員と、人気は衰えていません。デビュー曲『ペッパー警部』、大胆な振り付けとデジタルサウンドが人気を博した『UFO』、手拍子も印象的な『S.O.S.』、野球ファンの人気を集めた『サウスポー』をメドレーでお送りします。これを聴いた後は、どなたも元気が出る事、間違いなしです。お楽しみに!
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10
Take Me Out To The Ball Game |
「私を野球に連れて行って」
大リーグが大好きな野球ファンなら、だれもがつい肩を組んで歌いたくなるような、球場ではおなじみの曲です。アメリカでは7回のSeven Inning Stretch の時に、“God Bless America” と共にこの曲を全員で立ちあがって歌うのが習慣になっています。球場では定番の三拍子で歌われていますが、曲がシンプルなので色々なアレンジで演奏されています。最近はユーロービートバージョンがコマーシャル等でもよく流れており、より身近な曲になりました。この曲の題名はとても長いですが、それについての面白いエピソードを紹介します。1908年、叙情詩人のジャック・ノーワーズが地元のメジャーリーグ球団の広告を見て、彼はその時一度もプロ野球を見たことが無く、タイトルの「私を野球に連れて行って」というフレーズを思いついたということです。そして夫人のノーラ・ベイスが歌い全米ヒットとなり、<野球の国歌>となったのです。
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God Bless America |
ホワイトクリスマスの作曲で有名なアーヴィング・バーリンが、1919年、第一次世界大戦中に兵士達の慰問のために作った曲で、平和を願う意味をこめて、色々な作曲家によって編曲されてきました。アメリカ国民の愛国心を高揚させる言葉であり.米大統領の演説は、必ずこの、“God Bless America”という言葉で締めくくられます。又、大リーグの試合では7回になると、「私を野球に連れて行って」と共に、選手も観客も一体となってこの曲を歌う習慣となっています。
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ペルシャの市場 |
この曲はアルバート・ケテルビーが書いた数多い作品の中で、最も有名な代表作です。ケテルビーは他にも 『イタリアのたそがれ』『支那の僧院にて』等があり、このような異国的な描写曲を得意としています。ペルシャの市場も幻想的描写曲であり、アラビアの色々な情景をイメージしながら、楽しく聴くことができます。ケテルビー自身はその国に行った事もないのに、この曲を書いたといわれていますので、その想像力には驚くばかりです。曲の中には、ラクダの隊商、市場の男達、奇術師、蛇使い、お姫様、王様など、たくさん登場人物が隠れています。フローラの特別ガイド付きで、アラビアの旅をお楽しみください。
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威風堂々 第一番 |
エルガー作曲 「威風堂々」 第一番
イギリスの第二の国歌とも言われ世界的に親しまれている曲です。トリオの旋律は国王エドワード7世の耳をとらえ、歌詞をつけたら良いとの言葉により、Land and Hope and Glory (希望と栄光の国) と歌われるようになりました。コーラスをつけて演奏する事もあり、客席の方々も肩を組みながら歌い、大合唱になることもあります。最近は学校の卒業式や種々の式典等の時にも、よく演奏されています。希望に満ちあふれた未来に向けて、堂々と胸を張って生きて行こうという気持ちになる、スケールの大きい素晴しい曲です。テレビのコマーシャルでもよく使われ、かなりポピュラーになりましたので、ご存知の方も多いことでしょう。
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14
アイネ・クライネ・ナハトムジーク(アンコール) |
モーツアルト作曲
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15
リベルタンゴ(アンコール) |
ピアソラ作曲
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